ジーナ式とは?の記事で、ジーナ式に対する私なりの解釈と、なぜ取り組むに至ったかを書きました。
出生後6ヶ月の現在、実際に取り組んでみて感じたジーナ式のメリット・デメリットを綴りたいと思います。
*記事作成時は生後2ヶ月半でしたが、月齢が上がり6ヶ月で修正を加えました。今後もちょこちょこ修正予定です。
*ジーナ式をやってみようと思い立ち、気がついたらしっかり実践してみたただの1人目新米母が感じたことのまとめです。ジーナ式には合う・合わないがあるので全ての人にオススメしているわけではありません。
基本情報
- 「カリスマナニーの快眠講座」の本は出産前に一度読み終えた
- 産後入院中は病院の指導に従った
- 退院当日、授乳時間がたまたま合ったためスタート
- 出生時約2500g、小さめ男児
- 母乳とミルクの混合→ほぼ母乳→6ヶ月目でほぼミルクへ移行
- 飲みムラや授乳拒否などがあり飲むのが下手
- 自宅では同室別ベッド、ベビーベッド使用
- 5ヶ月頃まで遮光甘め、その後強化しほぼ完全遮光

やってて良かった!ジーナ式のメリット
- 早期にリズムを作ることでワンオペ育児がしやすくなった
(特に日中2時間の昼寝中と19時以降のフリータイムは貴重。) - 泣いてる理由がなんとなく分かる
先回りのお世話になるため消去法で考えやすい。でも意味なくただぐずることも全然ある。 - 夜の負担が少ない
3ヶ月目前でセルフねんね(=寝かしつけなし)が定着、その後崩れる時期もありつつ総じて寝かしつけの負担は少ない。 - 起きてる間は機嫌が良いことが多い
お昼寝のリズムが赤ちゃんにとって心地よく組み立てられているように思う。疲れすぎて興奮状態になってしまう前に寝かせることの恩恵は大きかった - 原因不明のギャン泣きがほぼない
初期の唸りや夜中の寝言泣きなどはよくあります。6ヶ月以降、やたらとぐずったり機嫌が悪い時はだいたい体調不良が原因なことが多い - 異変に気付きやすい(体調不良、歯ぐずり)
- スケジュールを夫と共有することで予定が立てやすい
我が家の場合、夫の育児参加もしやすかった。 - 夫に任せてリフレッシュのための外出がしやすい
19〜22時のぐっすりタイムにマッサージへ出かけることも。 - 授乳のリズムと間隔がほぼ整っていて離乳食が始めやすかった
授乳拒否の時期は本当に苦労したけど、それでもある程度間隔が定まっていたおかげでどの時間にすべきか迷いなく始められた。 - 日本の方法と少し違いはあるものの、二回食・三回食の進め方もわかりやすい
- 赤ちゃんの睡眠や生活に関するトラブルが網羅されているので、問題が起きた時は本を開けばヒントを得られる
新生児期はジーナ式に書いてある細かい知恵が役立った。 - 親も自然と早寝早起きの習慣ができる
※生後6ヶ月現在の感想です。また個人差もあるので、全ての赤ちゃんとママに当てはまるという意味ではありません。私とジュニアの場合の感想です。
ジーナ式はよく「泣かせるネントレ」と勘違いされがちですが、泣いても見守りは5分〜長くても20分まで、寝るまで放置したりお腹が空いて泣いてる赤ちゃんを無理に我慢させたりは絶対しないようにと書かれてます。
ここが辛い。ジーナ式のデメリット
- 本が読みにくすぎて一回ではとても理解できない
特に月齢が上がるごとにスケジュールややり方に細かい修正が入るので、読み返しは必須(そんな気力がないときは色んな方のブログに助けられました) - 出産直後は疲れた心身でスケジュールに合わせるのが大変
低月齢のうちは赤ちゃんも起きてられず、当たり前のように乗らない。 - 新生児期は指定時間に起こすのが一苦労、早く寝てしまうなど
- 本の口調が強め
- 母乳とミルクの混合について記載がない
あと、ジーナ本に出てくる赤ちゃんはやたら飲むし体力つくのが早い。(欧米の子だからか?) - 母乳の場合はスケールが必要
授乳量の把握と睡眠のリズム作りが主なので、どのくらい飲めてるかは分かってた方が問題が起きた時に消去法で対処しやすい。(お腹が空いて起きてるのか、癖で起きてるかなどの見極め)完母なら離乳食が進む半年くらいまではあった方が良いと感じた。 - 授乳がうまく行かない子は苦労することもある
乳頭混乱による授乳拒否が起こり、一度乗り始めたスケジュールが崩れた時は諦めそうになった - 周りにやっている人がいない、日本の育児の主流(添い寝、頻回授乳など)とは大きな違いがあり理解されにくい
この辺はSNSやブログで仲間を探した。いい時代。 - 家族(特に夫)の協力と理解が不可欠
- ベビーベッド、寝室の遮光など環境を整えることが必要
低月齢のうちは親と同じ寝床でもほとんど大きな問題は起こらないし遮光も甘めでもなんとかなる。でも5ヶ月以降はそうはいかなかった。 - ある程度慣れるまで外出しにくい
ベビーカーでも寝てくれた2〜3ヶ月が一番外出しやすかったかもしれない。その後は外であんまり寝れず、昼寝を大幅に削ると夜が大変になるので工夫が必要に。(ジーナやってなくても同じかも) - 根気がいる
極論は生活リズム作りなので、同じリズムを繰り返す・崩れたり乱れるたびに修正するなど根気強さがいる。 - 合わない子ももちろんいる
ジーナ式は魔法の育児方法ではないし、本でも「合わない子もいる、無理してはめようとしない、睡眠障害がある子を矯正できるようなものではない」と書いてあります。親側も、時間に縛られるのが嫌とか性格的に合わないなどいろんな理由で合わないと思う人はいると思う。
こんなもんです。\(^o^)/
デメリットに関してトライしたこと
スケジュールについての悩みはネットで検索して同じようにジーナ式を取り組んでいる方のブログを読んで共感したりして落ち着きました。
「ジーナ 起きない」「ジーナ 寝ない」「ジーナ 飲まない」で何度検索したことか・・笑
このブログを始めようと思ったのも、同じようなママたちの力になれれば嬉しいと思ったからです。
新生児期に起きない・早く寝てしまうというのは生後1ヶ月過ぎたくらいから格段に起きていられるようになり、ほぼ悩まなくなりました。
質問をいただいたので、起こすためにトライしていたことやスケジュールの調整についてなどをまとめた記事もあります。

混合栄養についての悩みはマジで何でジーナさんスルーなの!?!?と今でも思ってますw
最初から母乳が軌道に乗ることって稀だと思うので、日本では混合が多いと思うんだけど海外は違うのかな。
新生児のうちは産院で指導された量を目安に、その後はミルク缶に書いてある目安量&赤ちゃんが飲める量を様子見しながら進めました。
母乳の割合が増えだしてからスケールを導入し、どのくらい飲めてるかが可視化できるようになってから少し楽になりました。
子によるけど、ジーナが上手くいくと夜間の睡眠時間が増える分授乳間隔が早い時期から空くので、母乳をずっと続けたい人はこまめに搾乳しないと分泌量が減ってしまうかも。
私自身はそこまで母乳にこだわりがなかったため6ヶ月で拒否されてから完ミになったけど、人によってはそこも大きなデメリットになるかも。
外出がしにくい問題は、最初の1ヶ月は赤ちゃんも検診まで外出を控えるように言われるし、私の体も外を歩けるほど回復していなかったので、あまり出ることはなく。
1ヶ月検診を終えた頃から自分もスケジュールに慣れてきだしたので、どの時間に外出すればいいかも分かってきました。
具体的には、夕寝の時間に散歩することから始め、夫が休みの日はランチタイムのお昼寝の時にベビーカーで外食しに行ったりしています。朝寝の時間に移動して病院も何回か行きました。
基本的に朝寝・昼寝・夕寝中に移動するって感じ。
ただ4ヶ月頃から外では短時間しか連続して眠れなくなり、あまり昼寝を削りすぎると機嫌が悪くなったり夜の睡眠に響くので、リズムを崩さないよう連日長時間のおでかけは控えてます。(ジーナやってなくても赤ちゃん連れ回すのはかわいそうだし、これは普通のことかも。)

最初は大変だけど、どんどん楽になっていく(たまに波もある)
↑これ、実際ジーナさんの本にも書いてある言葉です。
慣れない育児の中、スケジュールに乗らない日もあるし、寝坊して朝7時スタートできない日も何回もあったし、何もせず夜通し寝始めたママ友さんの話とか聞くと「ジーナやってて意味あるんかな(鼻ほじ)」とか思ったこともありました。
私個人的に思うことは、ジーナ式の恩恵は夜通し寝ることだけではないので、今まで諦めずやってきてよかったと思っています。
まず22時半の授乳後の寝かしつけがなくなりだしてから、夫も「なんか夜楽になってきたね?」と言ってました。
【生後6ヶ月追記】
生後半年を過ぎ、今まで成長に伴う色んな波があって一人寝(セルフねんね)できない時期や日中のスケジュールが乱れる時期もありましたが、「習慣、習慣・・・」と唱えながら根気強く繰り返しているおかげか一定時期をすぎると落ち着き、気づけばまたスケジュールに戻ってるしすっと寝てくれる、って感じです。
何しろ、そんな荒れてる時期にもジーナさんの本を読むと何かしらのヒントが得られるので、なくてはならないバイブルと化してます。
半年続けてると多少の波があっても対処に慣れてきたり、今日は眠りが浅くなりそうだな〜っていうのもなんとなく予測できるようになってきました。
やっぱり、ジーナさんの朝・昼・夕に組み立てられてるお昼寝のリズムは絶妙だと思います。子どもの機嫌が悪くなる前に寝かせてあげられると、ほとんどぐずらず終えられる日もあります。
あとは、今日できなければ明日!明日できなければ明後日!という感じで、前向きにトライアンドエラーしていくことが不可欠かも。
全部できなくて当然、ママも赤ちゃんも手探りで当然!寝かしつけても寝ないなら抱っこで寝ちゃいなよ!という気持ちで臨んでいたので、その分少しずつできることが増えてくると、とても嬉しかったです。
私はレビューやレポが好きなこともあり、当たって砕けろ精神で壁ができてはぶつかって、砕けそうになることを繰り返して今日まできました( ˙-˙ )真顔
もちろん赤ちゃんはロボットではないので、当てはまらなかったり、なかなかスケジュールに乗らなかったり、アレンジした方が上手くいく子もいると思います。
ただやはりたくさんの赤ちゃんのお世話をする職業の方が、何かしら気づく法則みたいなものって少なからずあると思うので、合いそうだなと思ったらやってみる価値はあるのかなーと思います。
私自身は一人で日中〜夜の子育て(24時間のこともよくある)&犬の世話もあったので指針としてあってよかったと感じてます。
電子書籍版もあるみたいで驚き。慣れるまでは本当に読み返しが必要なので、スマホから読めると便利かも。