出産から4ヶ月。
私は母乳よりの混合にもかかわらず、出産後1ヶ月半で生理が再開してしまいました。(誰だよ母乳あげてるうちは生理こないって言った奴・・・!
妊娠前からPMSについて悩み続けていたにもかかわらず、婦人科を受診したことはありませんでした。
出産してから体質も改善するかも?な〜んて楽観的に考えていましたが、思った以上に早い生理再開とともに、そいつ(PMS)は以前と変わらぬ姿で私の前に現れたのであった。
PMS(月経前症候群)とは
月経前症候群(PMS)とは?
生理の前になると決まって不快な症状が現れ、日常生活にまで支障をきたすことを月経前症候群(PMS)といいます。多くの場合、生理が始まると症状が軽くなり消失するのが特徴です。また、症状があっても比較的軽く、日常生活にあとない程度のものは、月経前症候群(PMS)と診断されないこともあります。
月経前症候群(PMS)のおもな症状は、下腹部の痛みや膨満感、乳房の痛み、肌トラブル、むくみ、頭痛、めまい、肩こりなどの身体症状と、イライラや情緒不安定、憂うつ感、注意力の低下、睡眠障害といった精神症状があります。
生理が始まる1週間前から症状が現れる人が多いのですが、2週間前から症状が現れる人、2、3日前に集中する人など個人差があります。月経前不快気分障害(PMDD)とは?
月経前症候群(PMS)の症状のうち、ココロの症状が特に悪化して日常生活に支障をきたすような症状を月経前不快気分障害(PMDD)といいます。うつ、気力の減退をベースに、絶望感にとらわれたり、涙がとまらなくなったりする人も。反対に、イライラしたり、怒りっぽくなったり、攻撃的になったりする人もいて、感情のコントロールが難しくなります。感情の爆発を周囲にぶつけると、人間関係や社会活動にも支障をきたすことにもなります。
引用:生理のミカター月経前症候群 バイエル薬品株式会社
素人の私が説明するのもなんなので、製薬会社の説明文を引っ張ってきました。
生理によるホルモンバランスの乱れが原因で起こる体の不調がPMS、心の不調をPMDDというそうです。
PMSは知ってたけど、PMDDについては知らなかった・・!(全部ひっくるめてPMSだと思ってた)
生理前に抱えていた悩み
- 全身がむくむ(特に顔、指、足がひどい)
- 肩こりがひどくなる
- 食欲が増し、暴食気味になる
- イライラしやすくなる
- 突然悲しくなったり、不安定になる
- やる気がなくなる
- 集中力が低下する
- やたらと眠くなる
振り返ってみると、私は体と心の不調の両方が出ていたように思います。さらにどちらかというと、心の不調の方が多め。
これらの症状は妊娠する前も、出産してからも特に程度の変化はありませんでした。
育児中のPMS/PMDD
上の項目で「出産前から程度の変化はなかった」と書きましたが、これだけの不調に育児がプラスされたことによって、思わずアオーーーーーーンって遠吠えしたくなるくらい、ハードなものになりました。
ただでさえ抱っこやかがむ姿勢が多い育児中、ガンダム化待ったなしの肩がPMSによって爆発寸前、さらに心の不調は育児のストレスを倍増。増える食欲はまだ戻ってない産後の体型を悩んでる私にとって、自己嫌悪にしかなりませんでした。
ある晩なかなかジュニアが寝付いてくれなくてのけ反って暴れられた時、私の中の何かがプツッと切れそうな音がしました。
異常なイライラが止まらなくて、気づいたら涙が。
とりあえずこのままじゃまずいと思って夫にヘルプを出し、私は抱っこすることを放棄してしまいました。そしてそんな自分を母親として情けなく思い、自分にもイラつく始末。
「なんでこんなにイライラするんだろう」と立ち上げた生理予定日を管理するアプリを見ると生理前。
「あ、これPMSだわ。もういい加減自分の事を後回しにしてちゃダメだ。育児中のPMS、生死に関わる!!!」と思い立ったのでした。
婦人科へGO!
育児中に不調を我慢し続けることはできないと感じ、後回しにしていた婦人科の受診を決意。
要するに、婦人科は出産経験のない女性でも怖がる必要のない場所で、むしろ女性の味方ですよってことが言いたかった。笑
そして、PMS/PMDDの治療は基本的に内診はないようです。婦人科の内診に抵抗がある人も多いと思うので・・。
問診にて今悩んでいる症状を伝え、最初は「産後の慣れない育児中は特にそういう症状が出やすい」と言われましたが、妊娠前から継続している症状であること・育児中にこれを抱え続けるのはつらいということを素直に伝えました。
女性のホルモンバランスは生理や排卵によって一定のサイクルで波があり、それによってPMS/PMDDが起こるため低用量ピルを服用してホルモンの波をなくしてしまうというのが一般的な治療になるようです。
しかし、ここで問題が。
この低用量ピル、母乳をあげているうちは飲めないとのことで、あっさり却下・・・。
母乳育児中にできる治療
母乳をあげていてもできるPMS/PMDDの治療。
ズバリ!今回、漢方を処方してもらいました。
私の行った病院では、4種類ほどの漢方から自分の抱えている症状に合うものを選ぶという形でした。
私はイライラ・倦怠感など気分的な不調が多かったので、加味逍遙散料というものを処方してもらいました。

漢方は普通の医薬品と違い即効性のあるものではなく、ある程度長期的に服用していくものなのでとりあえず初回は1ヶ月分。
続けて飲んでみて、合わなければ他の種類に変えてみようということになりました。(合うようであれば、今後は3〜4ヶ月分まとめて受け取ることもできると言われました)
イライラなどの症状のほかにも、冷え性・のぼせ・不眠などに対応した漢方もあるようでした。
配合されている成分は生姜やシナモンなど自然由来のものなので、母乳に影響なく飲むことができるとのこと。
正直味はめちゃくちゃまずいですが、体質改善のため、なんとか飲み続けたいと思います。(どうしても飲みにくい場合はオブラートを使う手もあるそうな・・。)
漢方の他にも、
- 眠る前に少しでもストレッチをする
- ゆっくり半身浴をする
- 適度な運動をする
など、緊張をほぐしたり血流を良くすることもPMS/PMDD緩和にはいいんだけど「子どもいるとなかなかね・・無理だよね・・・。」とドクター。
そりゃ私たちもゆっくり自分の時間が持てるなら半身浴したりマッサージしたりしたいです・・分かってくれてありがとう先生・・。
ということで、とりあえず漢方をちゃんと継続してみます。
また数ヶ月経過したらその後の症状はどうなったか、追記します。
我慢しないで、病院へ
今回、重い腰をあげてエイヤッと受診した婦人科。
生理再開後の数ヶ月は時間作るの大変だし・・母乳あげてるから薬も飲めないだろうし・・とうじうじしてPMSを我慢していました。
でも、思い切って行ってみて良かったです。
今すぐPMS/PMDDが楽になるという結果にはなりませんでしたが、漢方を手にして帰ってきたことでなんとなく気持ちが楽になりました。
ただでさえ疲れる育児中にホルモンバランスに振り回されて我慢し続けるのが本当に辛かったので、何かしら対抗策はある!と思えたのが大きいと思います。
それでもどうしても辛ければ、母乳をやめてピルを飲むこともできるし!と思えました。
育児中どうしてもママは自分のことが後回しになりがちですが、ほんの少し時間を作って病院へ行くことで楽になることが増えれば良いなと思い記事にしました。